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陳 満咲杜 氏(テクニカル・アナリスト)
上海出身の為替アナリスト兼FXトレーダー。黎明期からFX業界に携わる古参。チャート読解術である「プライス・アクション」が得意分野。テクニカル中心のコラムをお届け。

FXフォーカス・プライスアクション 第64回

更新日時:2017年04月17日 15:00

※本稿は2017年4月10日に作成されたものです。

20170410_ドル円.png

ドル/円  日足

アナリシス:

先週安値圏で保ち合い、底割れを回避、また幾分底堅さを示唆した。7日米シリア攻撃に加え、米雇用統計が予想より大幅下回ったが、110円大台を死守した上、一転して高く大引け、6日終値を上回ったことで「リバーサル」のサインを点灯、下げ一服を示唆。さらに、安値更新した後のリバーサル(反騰)に続き、足許5日高値111.45円を上回り、7日の安値更新自体が「フェイクセットアップ」、すなわち反騰続くサインとして解釈される。この場合、2月28日のサインと同様、一段と切り返しの余地を拓き、112円関門の再打診を射程圏に収める。もっとも、先々週までの安値更新、2月安値111.58円割れをもって3月の高値更新自体が「フォールス」、すなわちダマシだったことを示唆していたから、年初来展開されてきた調整波、なお継続され、また大型ジグザグ変動をもって延長される、といったシナリオはなお健在、112円関門の打診があっても、忽ちベアトレンドを修正できるとは限らない。一方、331日高値112.20円を上回れば、年初来継続されてきた調整波の早期底打ちが示唆される見通しで、今週打診の可能性がある。地政学リスクの高まりにつれ、何等かの材料でリスクオフの円買いも想定されるが、ベアトレンドの進行、110円台後半のサポート割れの有無に検証され、また位置づけの強化につながる、といった見方は不変。言い換えれば、110円大台のサポートは重要、同サポートゾーンを維持できれば、早期底打ちの可能性は大きく、112円関門~112円台後半のメイン抵抗を再トライする構造に。とはいえ、北朝鮮への圧力などの材料次第、市況は総じて神経質な転換になりやすく、今週も引き続き値幅の拡大を覚悟。半面、3月10日の「フォールス・ブレイクアウト」、2月安値割れをもってすでに証左されたから、先週の値動きは同サインの継続性を一旦否定したから、今週は反騰のサインが強化されるかどうかに注目、112円台後半の打診があれば、3月のサインが消滅、ドル/円の早期底打ちにつながる。
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予想レンジ:110.50112.50      メインストラテジー:押し目買い&レンジ取引

20170410_豪ドル円.png

豪ドル/円  日足

アナリシス:

先週切り返し、底割れを回避したものの、なお高値圏での保ち合いに留まり、また頭重さを示唆。2月後半から87円台半ばの抵抗ゾーンを幾度試したものの、ブレイクできずにして先々週、85円大台以下に大引け、2月15日高値88.18円の打診自体が「フォールス」、すなわちダマシであった可能性が示唆されたから、先週の安値打診、同サインがもたらす下落波の一環と見なし、またなお途中であることを覚悟。87円台半ばは昨年12月高値と合致していただけに、日足における「三尊型」形成の可能性も示唆され、先週の安値トライ、同「三尊型」の一部と見做した場合、フォーメーション自体の拡大もあり得る。もっとも、先週末の日足、「弱気リバーサル」を示唆、86円関門手前の抵抗ゾーンを露呈、早期回復なしでは下値リスクがくすぶる。従って、今週の焦点、先週と同様、昨年年末安値83.73円割れの有無にあり、割り込む場合、前記「三尊型」がもたらす下値余地が一段と拓かれるでしょう。この場合、2016年6月高値81.58円まで大したサポートがなく、下値リスクを警戒せざるを得ない。半面、83円台後半におけるサポートが再度確認される場合、高値圏におけるレンジ変動が認められ、保ち合いを経て再度高値トライの可能性が暗示される。この場合、前記「三尊型」の消滅につながり、大型保ち合いの維持をもって昨年6月安値72.19円を起点とした大型切り返しの延長に。但し、すでに86円関門手前を一旦トライ、また同抵抗が維持される場合、当面下げ一服があってもなお安値圏での推移に留まり、再度底割れが回避されてもレンジ変動に留まるであろう。この意味では、215日の高値打診、または同高値打診自体がもたらした「フォールス・ブレイクアウト」のサインがもたらした影響、早期消化するには難しく、安値鍛錬なしでは豪ドルのブル基調回復はないといった先週の見方が維持される。
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予想レンジ:83.0085.00       メインストラテジー:レンジ取引


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陳満咲杜氏 プロフィール

○○○

中国・上海生まれ。1992年に所持金5,000円で来日し、日本語学校を経て日本大学経済学部に入学。 生活費と学費をアルバイトでまかないながら在学中より株式投資を開始。大学卒業後、中国情報専門紙の株式担当記者を経て黎明期のFX業界へ。 香港や米国の金融機関で研修を重ね、トレーダーとしての経験を積み、アナリストとして頭角を現す。GCAエフエックスバンク マネージングディレクター、イーストヒルジャパン チーフアナリストなど要職を経て独立。 現在は陳アソシエイツ代表/アナリストとして活躍している。 最新刊は『FX投資のすべてがマンガでわかる!』、『勤勉で勉強家の日本人がFXで勝てない理由』(ダイヤモンド社)、その他、『GMMAの真実』、『二刀流FX』、『CFDトレーディングの真実』『FXトレーディングの真実』(以上、扶桑社)、『FXプライスアクション成功の真実』(実業之日本社)、『着物トレーダーを卒業せよ 陳満咲杜の為替の真実』(青月社)などの著書多数。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

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