ウィークリー・コラム

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テクニカル・アナリスト
陳 満咲杜 氏 ウィークリー・コラム
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陳満咲杜氏

陳 満咲杜 氏(テクニカル・アナリスト)

上海出身の為替アナリスト兼FX トレーダー。黎明期からFX 業界に携わる古参。チャート読解術である「プライス・アクション」が得意分野。テクニカル中心のコラムをお届け。

FXフォーカス・プライスアクション 第131回

更新日時:2018年10月 8日 10:00

※本稿は2018年10月1日に作成されたものです。

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ドル/円  日足

アナリシス:

年初来高値更新をもってブル基調を再確認、またモメンタムの加速につながっている。FOMC(米連邦公開市場委員会)の無風通過もあって、株高・米長期金利の安定といった好環境に恵まれ、リスクオンの継続でドル/円の金利差が注目されやすく、また高値追いしやすいと言える。もっとも、2015年高値から大型トライアングル型保ち合いが直近まで続き、先週の高値更新をもって上放れを確認したと認める場合、ブルトレンドの継続や加速はまだまだこれからだと認識すべきであり、早晩2017年11月高値114.72円のブレイクを果たし、115円台後半~116円台後半といったメイン抵抗ゾーンのトライにつながるだろう。直近では、9月7日安値を起点とした上昇波は典型的なブル波動として連続した「強気リバーサル」または「強気アウトサイド」のサインを点灯させ、上昇モメンタムの強さを示している。故に、前記114.72円や115円心理大台のトライを確実視し、ブレイクをもって一段と高値余地を拓くと思われる。また、114.72円のブレイクがあれば、2017年1月高値118.61円まで大した抵抗が存在しないため、年内ターゲットの上方修正につながるだろう。敢えて言えば、2018年8月安値は116.47円であり、2016年日銀「マイナス金利導入」前に記録した重要な安値だっただけに、同安値のトライがあればロング筋の目標達成感につながる可能性がある程度だと思われる。いずれにせよ、年初来高値の更新、ブル基調の始まりにすぎず、また112円台前半~113円関門前後が一転してサポートゾーンと化しただけに、押し目があっても浅く、上昇モメンタムの加速で「押し目待ちに押し目なし」といったリスクを覚悟すべきであろう。114.72円のブレイクを果たすまで大した調整が見られない可能性もあり、オーバーボートの兆しも115円関門のブレイクを果たした後はじめて示唆されるだろう。今週も強気スタンスで臨みたい。


予想レンジ:113.00~115.00       メインストラテジー:高値追い

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豪ドル/円  日足

アナリシス:

先週は続伸、9月第二週からのリバウンドを継続、地合いの堅調を示唆。もっとも、9月の安値トライ、2018年3月~同8月まで形成された大型レンジ相場の下放れに当たり、更なる安値トライがあってもおかしくなかったが、先々週の82円関門ブレイクが観察され、同下放れが一旦失敗の機運を高めた。従って、先週は同失敗を一段と証左し、値幅が限定だったものの、結果として地合いの強化に繋がり、これからも続伸しやすいであろう。というのは、前記大型レンジの下放れ自体が「ダマシ」と見なされ、82円関門の回復をもって同蓋然性が証左された以上、その反動で「ダマシ」がもたらした反騰が当面維持されやすく、また上値トライしやすいかと思われる。従って、近々80.50円~81.00円といったサポートゾーンの維持が確認できれば、前記の元レンジの上限にあたる84.00円~84.50円の再トライにつながるだろう。より大きな視点では、2017年9月高値を起点とした下落波、5波構造をもって継続されたものの、2018年9月安値のトライをもって一旦完成された公算が大きい。同見方は前記9月の安値トライ自体が「ダマシ」であったこと、また週足にて連続して82円関門を上回ったことによって証左され、これからの戻りも比較的に大幅になりやすいだろう。故に、当面84.0円~84.50円の打診をリバウンドのターゲットとして据え置くが、より長いスパンでは更なる上放れをもってブル基調への転換もあり得る。今週の焦点はやはり81円台前半~82円関門前後が一転してサポートゾーンになれるかどうかにあるだろう。サポートゾーンの上方修正が確認できれば切り返しのモメンタムが一段と強まり、早期に84円関門のトライにつながるであろう。ドル/円の年初来高値更新、クロス円の支えにもなるから、豪ドル/円の切り返しが「遅れた」分、今週取り戻す見通し。


予想レンジ:81.20~84.00               メインストラテジー:押し目買い

 

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陳満咲杜氏 プロフィール

陳満咲杜氏

中国・上海生まれ。1992 年に所持金5,000 円で来日し、日本語学校を経て日本大学経済学部に入学。生活費と学費をアルバイトでまかないながら在学中より株式投資を開始。大学卒業後、中国情報専門紙の株式担当記者を経て黎明期のFX 業界へ。香港や米国の金融機関で研修を重ね、トレーダーとしての経験を積み、アナリストとして頭角を現す。GCA エフエックスバンク マネージングディレクター、イーストヒルジャパン チーフアナリストなど要職を経て独立。現在は陳アソシエイツ代表/アナリストとして活躍している。最新刊は『FX 投資のすべてがマンガでわかる!』、『勤勉で勉強家の日本人がFX で勝てない理由』(ダイヤモンド社)、その他、『GMMA の真実』、『二刀流FX』、『CFD トレーディングの真実』『FX トレーディングの真実』(以上、扶桑社)、『FX ライスアクション成功の真実』(実業之日本社)、『着物トレーダーを卒業せよ 陳満咲杜の為替の真実』(青月社)などの著書多数。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

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