ウィークリー・コラム

珠玉のコラムニスト達による、FXコラム。
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元インターバンク・ディーラー
水上 紀行 氏 ウィークリー・コラム
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水上 紀行氏

水上 紀行 氏(元インターバンク・ディーラー)

かつてインターバンクに「三和の水上」の名を轟かせた、超ベテランFXディーラー。引退してトレーダーとなった現在も、マーケットを見るその冷徹な眼力は健在。ファンダメンタルズ中心のコラム。

最後にお伝えしたい事 第122回

更新日時:2018年5月 1日 10:00

※本稿は2018年4月24日に作成されたものです。

皆様、お世話になっております。

大変残念ではありますが、今回で約2年半続きました本ウィークリー・コラムも最終回を迎えました。

この間、ご愛読いただきました皆様には、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

それだけに、最後にこれだけは申し上げておきたい事について、書かせて頂きます。

まずは、【ポーカーフェースを忘れないこと】です。

勝ったと言ってははしゃぎ、負けたと言ってはしょげるのでは成長はありません。

常に平常心で、相場に向ってください。

【自分オリジナルの相場観をもつこと】

相場は、連れを作らずとも言いますが、同じ考え方を持てば持つほど、ポジションはその方向に偏り、そして飽和状態になれば、反転してしまいます。

「人の裏に道あり花の山」(皆が行く方向の逆に儲けの山がある)という私が大好きな言葉のとおりだと思います。

そのためには、改造したり、開発したりして、ひとひねりふたひねりした自分自身のチャート分析法、相場観を持つことが大事だと思います。

【自分はトレーダーであることを忘れない】

特に経済指標で言えることですが、エコノミスト的指標分析をするのではなく、マーケットの大勢がどういう結果を望み、そのためにどういうポジションをどれぐらい持っているかを推理することが大事です。

そして、発表された指標結果に対して予想したマーケットの反応と実際との違いを見比べてみて、予想から大きくかけ離れている時は、なにを見落としたのか徹底的に分析する必要があります。

それによって、二度と同じ見誤りをしないように心がけることが大事です。

「この悔しさを忘れてなるものか」という、ガッツを忘れないことです。

【相場は、これ一回限りではない】

今の相場に没入してしまうと、これで負けたら後がないと自分を追い込んでしまいがちです。

しかし、そんなことはありません。

相場は、いくらでもあります。

この一回がうまく行かなければ、さっさと止めて新たなことに着手したほうが、どれだけ建設的かわかりません。

「君子豹変す」です。

勝つのであれば、いくらでもころころ考えを変えたってかまいません。

むしろ、後生大事にもうステール(古くなった)した考えを持っているほうが危険です。

【儲けてラッキー】

儲けることはラッキーなことで、素直に受け入れるべきだと思います。

損をして、そこから立ち直って、さらにプラスに持って行こうとする労力が、どれだけ大変なことか。

ですから、アゲンスト(不利になる)になることに慣れないでください。

入り間違えたと思ったら、どんどん切って行けばいいことです。

【ひらめきが現実になるのには、予想以上の時間がかかる】

ひらめきは、結構皆さんあたっています。

しかし、問題は相場へのエントリーのタイミングが早すぎることです。

しかも、同様のひらめきは他の多くのトレーダーも同様に持ち、またエントリーしてきます。

そのため、非常に短時間にポジションが一方に傾いてしまうため、その反動で逆に動いてしまいます。

これが、相場のアヤ(脈絡のない反転)の正体なのです。

もっと、ひらめきが実際になるには時間がかかります。

ですから、「待てる勇気が必要」です。

【相場が好きになること】

難行苦行で相場をやっても、つらいばかりです。

相場を好きになることです。

特に、為替相場は、国際政治、経済、金融政策などと関連して動いています。

そうした題材をどう推理し調理していくか、そこに醍醐味があると思います。

是非、楽しんでください。

面白いと思ったら、苦労は苦労でなくなります。

【その通貨をやるなら、その国・地域に行ってみる】

あまり危険地域はお勧めしませんが、そうでなければ、是非その通貨の現地に行ってみてください。

行くまでとは違うものが、見えてくるはずです。

申し上げれば尽きることなく出てきますが、これぐらいにしましょう。

皆様の好成績とご健康を祈り、ここらで失礼致します。

ありがとうございました。


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水上 紀行氏 プロフィール

水上 紀行氏

1978年三和銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀に於いて為替ディーラーおよび外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。バーニャ マーケット フォーカスト代表。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。 公式ホームページ:「Banya Market Forecast」

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