ウィークリー・コラム

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チーフ・ストラテジスト
広木 隆 ウィークリー・コラム
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広木 隆

広木 隆 (チーフ・ストラテジスト)

マネックス証券のチーフ・ストラテジストである広木が、米国リサーチ会社ディープマクロ(DeepMacro)社の当社向けに提供された為替リサーチ(通貨モデル)を元にして作成した、オリジナル・レポートを皆様にお届け。

Deep Macro FXストラテジー 第79回

更新日時:2018年12月 5日 10:00

DeepMacro FX-1

リスク回避の円ロング継続 ドルのネット・ポジションは10%程度のロングに

 

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PORTFOLIO OVERVIEW(26 Nov 2018)

先週点灯したGRI(グローバル・リスク・インデックス)は今週も継続。2週にわたってGRIが点灯するのは最近ではなかったことだ。リスク回避的な通貨選択の結果、今週も円が30%と最大のロング・ポジションになっている。先週、小幅ロングに展開したユーロもショートに戻り、ノルウェー・クローネもショートとなった。今週、ロングは円とスウェーデン・クローナの2通貨のみである。その結果、ドルのネット・ポジションは10%程度のロングになった。

 

DeepMacro

DeepMacro社は、ビッグデータ技術を利用して自動的かつリアルタイムにグローバルなマクロ経済を観察・分析し、これを基にマーケットの分析を行う米国のリサーチ会社です。詳しくは下記リンクをご覧ください。
https://info.monex.co.jp/market/deepmacro/company.html

DeepMacro FX-1 Strategy 通貨モデルの説明

概要:
DeepMacro FX-1 Strategy 通貨モデルは、DeepMacro 社のグローバル・マクロ・システムに基づき、G10通貨についてシステマティックなポートフォリオ戦略を提供するものです。通貨の変動を説明する様々な要因を捉え、DeepMacro 社のリサーチ・システムの膨大なデータを、流動性が高く割安なポートフォリオに変換します。


キーファクター:


成長要因:
強い景気サイクルにある通貨を買い、弱い景気サイクルにある通貨を売ります。この判断は別のモデル体系であるDeepMacro 社の「Growth Factor」に基づきます。「Growth Factor」は主要国のビッグデータを含む経済成長に関するリアルタイム・インディケーターです。


キャリー:
高いキャリーの通貨を買い、低いキャリーの通貨を売ります。しかし、高キャリーは高リスクでもあります。したがって、リスクに見合うだけのキャリーが得られる場合のみ、このファクターによる投資判断を行います。


バリュエーション:
割安な通貨を買い、割高な通貨を売ります。経済理論では、高い生産性の伸び、高い輸出価格、大きな経常黒字の通貨は高くなることが示されています。このモデルのバリュエーション・ファクターはこれらの要因にもとづき割高・割安の判断をおこないます。


グローバル・リスク:
投資家のリスク回避姿勢が強まった時には、いわゆる「セイフ・ヘイブン(安全な寄港地)」通貨を買います。DeepMacro社では金融市場の価格に基づいて市場のリスク選好度を見積もっており、「グローバル・リスク・インディケーター(GRI)」を算出しています。GRIが点灯した場合、モデルは日本円、スイスフラン、米ドルなどへの買いを指示します。


ポジション調整:
モデルは対米ドルで9通貨のポジションを表示します。モデルは各通貨への集中度制限などリスク管理のルールを適用し、最適化を行った結果としてポートフォリオを構築します。

 

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※本レポートに掲載されているチャートなどの図版は、筆者が作成したものです。

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広木 隆 プロフィール

広木 隆氏

上智大学外国語学部卒業。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用期間でファンドマネージャーを歴任。長期かつ幅広い運用の経験と知識に基づいた多角的な分析に強み。2010年より現職。 青山学院大学大学院(MBA)非常勤講師。テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、ラジオNIKKEI、ストックボイス等、メディアへの出演も多数。

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