”一目均衡表”の確立者「一目山人」三代目
細田 哲生 氏 ウィークリー・コラム
火曜更新予定(本ページでは前週分から公開)
最新版はログイン後にチェック!

細田 哲生 氏(”一目均衡表”の確立者「一目山人」三代目)
為替情報レポートやインジケーターを利用した実際の取引手法を、テクニカルの視点からお届け。
実取引
セキュリティーキーボードで入力
セキュリティキーボード
閉じる
閉じる
珠玉のコラムニスト達による、FXコラム。
マーケット全般の話題から自身のトレード手法まで、バラエティーに富んだラインナップで公開します。
ここでは1週間前の記事から公開されていますが、口座開設された方は取引画面内にて最新の記事がご覧いただけます。
”一目均衡表”の確立者「一目山人」三代目
細田 哲生 氏 ウィークリー・コラム
火曜更新予定(本ページでは前週分から公開)
最新版はログイン後にチェック!
細田 哲生 氏(”一目均衡表”の確立者「一目山人」三代目)
為替情報レポートやインジケーターを利用した実際の取引手法を、テクニカルの視点からお届け。
更新日時:2019年2月26日 10:00
前回コラム「米ドル/円、問題は波動数の多さ」では、1月3日からの上昇は波動数を重ねすぎであり、未だに1月3日の下髭に対してはっきりした結論が出せぬこと述べました。
現時点で重視するのは昨年12月25日起点のモミアイ相場の観点であり、1月3日以降の上げ三波動と重なるだけに計算値、変化日での反動安の可能性が残るとしています。
実際の変動は2月14日111.127までの上昇があったものの、昨年12月26日高値を超えきれずに動かぬ状態となっています。
2月14日まで細かく見れば、7波動(37日間)、昨年11月高値からの下落(38日間)もまた7波動でありまして、現在位置からの変化は非常に大事であることがわかるでしょう。
時間的には、長期変遷上の変化日として2月18日、22日(1月最初のコラム「新年波乱をどう捉えるか」をご確認ください)を重視していますが、他にも次のような時間関係となっています。
(1)2017年11月6日高値からの変動
2017年11月6日高値から2018年3月26日安値まで100日間の下落に対し昨年10月4日高値から100日目が2月21日。
2018年10月高値はわずかながら2017年11月高値を上抜き、今年1月3日安値はわずかながら2018年3月安値を割り込む外孕みY構成をなしています。このようなケースでは中間波動の節目として三波動構成変化日同様の時間関係を重視します。
(2)2018年10月高値を中心とする対等数値
2018年5月21日から10月4日まで99日間に対し10月4日から99日目が2月20日。
直近2月14日高値111.127と2018年5月21日高値111.394が同水準であることが大事であります。
2018年5月21日はモミアイ相場基点として昨年コメント前半重視したものとなりますが2018年10月26日安値、12月26日高値とこの水準をつけており、尚重要な相場水準であることを示唆しています。
このようなケースでは10月4日高値を中心とする対等数値、あるいは1月3日安値を中心とする対等数値がそのままモミアイ相場の大事な分岐点になることがあります。
(3)10月高値からの時間経過
2018年10月4日から101日目の基本数値が2月22日。
10月4日高値から51日目が12月13日高値、65日目が1月3日安値。
このように基本数値で高値決まり、安値決まりを見せるケースでは起点そのものの重要性を意味することが多いのですが、ここでは高値から相場が下放れする12月13日までの日数が51日間であることが興味深い点ということになります。
長期的には、2016年6月安値から689日目が2月18日、693日目が2月22日となりまして、大事な変化日が続くことになります。ここまで1月3日以降の三波動で三波動の時間内に計算値を超えていない以上、転換線割れには特に注意が必要ということになります。
転換線割れでも基準線、先行スパンが下支えとして控えるものの、2月14日高値からの小さな下げ三波動とならぬ場合は10月4日起点で時間関係を考慮せねばならず、これら均衡表での下げ止まりを確信できません。
また9週足は111.408を今週引け値で上抜いてはじめて陽転となりますが、26の遅行スパン同様9の遅行スパンも相場実線に沿って下落してしまうケースは多いのであります。
2月18日が小さな押し目になっているだけに2月14日を上抜けば(9週足の陽転にもつながる)目先の上昇は期待できるものの先週のべた計算値水準を上抜かぬ限り上昇相場の加速は考えにくいものがあります。
2月22日を越えれば3月1日が大事な変化日となりますが3月1日は日経平均株価など他の相場の変化日と重なるだけに米ドル/円もまた3月1日のほうが大事かもしれません。
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。
当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
細田 哲生氏 プロフィール
昭和43年11月生まれ。一目山人の意思を引き継ぎ、正しい一目均衡表の使い方を普及することに従事。経済変動総研主催の、「一目均衡表倶楽部」「メールマガジン株式レター」にて一目均衡表による相場解説、罫線講座を執筆中。「一目均衡表」確立者である一目山人(細田悟一氏)の孫にあたる。
当コラムに関するご意見やご感想、筆者への叱咤激励のメールは以下のアドレスへお願いいたします。
掲載されている内容は、金融・為替市場に関する情報の提供を目的とし、勧誘を目的としたものではありません。また、その正確性および完全性を保証するものではありません。最終的な投資決定は、お客様ご自身の判断で行われますようお願いいたします。万一、この情報に基づいて取引をされ損害を被った場合においても、当社および本資料中に引用・掲載した情報の提供者は一切責任を負いません。本件に関するお問合わせはこちらまでお願いいたします。
ページトップ